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京漆器の歴史

 縄文時代から漆器は広まり、奈良時代には漆地に金粉を散りばめ絵を描く蒔絵(まきえ)と呼ばれる技法が誕生しました。

 

 その後、平安時代を経て室町時代に京都を中心に発展した茶の湯の文化と共に京漆器は全国的に広まりました。安土桃山時代には美しさの中に武士の好みが取り入れらた華麗な京漆器、江戸時代には華やかさの中にも繊細さを持ち合わせたような京漆器が誕生しました。

 

  長い歴史を持つ京漆器は、技術・デザイン共に優れ、他産地にはない「わび」と「さび」を持ち合わせています。現在京漆器は日本の「伝統工芸品」に指定されています。

京漆器ができるまで

1.木地(きじ)づくり

 京漆器のベースとなる部分をヒノキやスギ、ケヤキ、トチ、キリなどで作成します。

  

2.漆塗りの下地

 木地の強度を高めるため、6つの工程で下地作業を行います。 

               

3.漆塗りの下地研ぎ・中研ぎ

 下地が完了した漆器の表面はザラザラしているため、水と砥石(といし)を用いてツルツルに仕上げます。

4.上塗り(うわぬり)

 濾し紙(こしがみ)を用いてゴミを除去した漆を3番で完了した漆器に塗ります。

5.節上げ

 鳥の羽を使い、漆器の表面に付着したほこりを除去します。

6.蠟色仕上げ(ろいろあげ)

 漆器独特のつややかな表面を、炭・油砥(ゆし)・綿の3つを用いて研ぐ・磨く・すり込むという 作業をします。最後になたね油と角粉(つのこ)を使い、手で磨き上げます。

7.加飾(かしょく)

 蒔絵(まきえ)・螺鈿(らでん)・青貝(あおがい)の3つの技法で漆器に装飾を加えます。

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