Kwansei Gakuin University Kurita Seminar
News Title 03
2020年10月12日更新
JAPAN REBIRTH PROJECT
とはなんですか?
私たちは、京都で生産される日本の伝統的工芸品の1つである、
「京漆器」の認知度向上を目的とし、活動しています。
日本の伝統工芸品は、ライフスタイルの変化や職人の現象等により、需要低迷をはじめ多くの課題に直面しています。
国が指定した伝統的工芸品は、235品目ありますが、その中でも私たちは、京都で生産される「京漆器」に着目しています。
京漆器とは、
具体的にどういうものなのですか?
京漆器は長い歴史に育まれ、
他の産地に見られない「わび」「さび」といった内面的な深い味わいを備えています。
優雅で洗練されたデザインと、堅牢さに加えて、平面や立体の作りの美しさや、繊細な仕上がりが特徴です。
日本では奈良時代に唐の影響を受け、
蒔絵のもととなる技法が生み出されました。この技法が平安遷都とともに京都に受け継がれ発展していきました。
京漆器は、室町時代以後、京都を中心に栄えた茶の湯の文化とともに広まり、
全国の漆器産業の中心として栄えました。
その原動力となったのは、数多くの名工が残した作品や技術・技法であり、手と技による品質とデザインの優秀性です。
誰が活動しているのですか?
関西学院大学 経済学部 の栗田ゼミの
3,4年生がメンバーとなって活動しています。
活動自体は栗田ゼミの5期生によって2018年にから開始したので、今年で3年目ですね。
今は7期生と8期生で運営しています。
この写真は、8期生をメンバーとして迎えたときの写真です。
もうすぐ9期生が新たに入ってくるので、とても楽しみです!
日本の文化に関心を持っていただけたら、
内田繁さんの
「茶室とインテリア 暮らしの空間デザイン」
を読んでみてほしいです。
是非読んでみたいです!!
たくさんメンバーがいらっしゃるのですね。これまでにどんな活動をしましたか??
詳しく教えてください!
これまで、京漆器で日本酒を飲み比べしてもらうイベントや、京漆器を用いた飲食と並行して自分の京漆器を作ってもらう京漆器カフェを開催しました。
そのほかに、京漆器工芸協働組合の皆様にお声がけを頂き、漆塗りのお盆作成を体験させていただきました。
今回は、その体験についてお話します。
まずは、どのようなデザインで作りたいか、完成後のお盆をイメージしながら、お盆にマスキングテープを貼って、型取りをしていきます。
こういった作業は最初が肝心でして、マスキングテープを貼付していないところに漆が染色するのを考えなきゃいけないんですよね。
ただ頭で考えていては始められなかったり、上手くできなかったりするので、思いっきりやってみなさいと組合の職人さんがレクチャーしてくださいました。
と言いつつも、言われてすぐにできるわけでもなく、手汗で何度もマスキングテープをダメにしているメンバーもいました(笑)。
テープを貼り終われば、次にその上から漆を塗ります。そして、漆が手に付かないようにマスキングテープを剥がしていきます。
偶然、ペアルックになってしまった二人のコンビネーションが素晴らしいですね(笑)。まるで職人の心が宿ったかのように黙々と作業していきます。
最後に、漆を施したところに筆で金粉を少し付けて完成になります。漆はすぐに乾かないので、数日間箱の中に入れておいて乾かしました。
所要時間は余裕を持って2時間程でした。
お盆、素敵に仕上がっていますね!
作ってみて、何か難しかったことはありますか?
お盆って黒いじゃないですか。それを活かすように、漆を塗るのが難しい。
漆を多く使えば良いってものじゃないんです。
お盆の黒色と漆のバランスを考えながら、色合いを考えていくということはとても難しかったです。
そして、マスキングテープを使ってデザインを行なったので、マスキングテープを使いこなしながらデザインすることが難しかったです。
作ってみて、面白かった点は、何かありますか?
出来上がりまでどのようなお盆になるのかわからないので、完成後のお盆を見るのが楽しみでした。
自分だけのお盆を作ることができるので、とても面白かったです。でも、やはり細かい模様を作るところが難しいので、職人さんはすごいと感じました。
出来たお盆は使ってみましたか?
はい。漆は薄く塗りましたが、乾いた後は全くとれなくて感動しました。
金粉も取れませんでした。
自分で作った分、愛着も湧きました。
最後になにか読者にメッセージをお願いします!
是非皆さんにも、一度漆塗りなどを経験してもらって、漆器の魅力を知ってもらいたいです。
ご一読ありがとうございました!
これからも随時更新していきますのでお楽しみに!