MADAGASCAR
アフリカの最貧国家 マダガスカル
マダガスカルと聞いて何を想像しますか?
マダガスカルはアフリカの南東に位置する島国です。
貧困国家の多いアフリカの中でも貧困問題は深刻で
日本とはかけ離れた生活をしている人たちがたくさんいます。
裸足でぼろぼろの服を着て、それでも毎日を生きている人たちがいます。
そんなマダガスカルに1か月という期間だけど滞在して
私たちは出会うことができました。
マダガスカルでの生活
そんなマダガスカルは、都市部と農村部での格差が大きいです。
日本のような生活ができるのは都市部に住むほんの一部の人で
多くのお腹をすかせて食べ物やお金のために寄って来る子どもたちや
手作りの食べ物や布などを売ってくる女性もたくさんいます。
農村部でも、格差は大きいです。
大きな道路沿いにある家は比較的裕福でテレビもある家が多いですが、
少し細い道の奥の家になると、家の中は空っぽという家も少なくありません。
小さい子どもを背負って世話をする小学生ほどの女の子がいたり、
学校には行けずに親の農業を朝から手伝いに行く子どももたくさんいます。
それでも必死にみんなが生きている
それが私たちが見たマダガスカルでした。
マダガスカルでの調査
2023年のマダガスカルでの調査は全体世帯調査と2022年度調査の追跡実験などを行いました。
テーマは貧困班・教育班・農業班・健康班の4班です。
今年2024年の調査にもご期待ください。
世帯調査は、まず村にいる人に話しかけてその人のお家にうちにお邪魔します。
そして家族全員の名前や身長・体重・最終学歴などの基本情報から
農地の大きさや去年の収穫量などの農業について、
その人の人的ネットワークや時間選好やリスク選好などまで詳しく聞き取り調査をします。
すべてにかかる時間は、平均で3時間ほど。
長い世帯だと1世帯に調査するだけで4時間、5時間もの時間を要します。
長時間にわたる調査でも、日本では教えてくれないようなことでも
マダガスカルの人は比較的協力してくれます。
そんな調査の中で、
村の人との素敵な出会いがたくさんあります
村人だけでなく調査中通訳をしてくれる
アンタナナリボ大学の学生との出会いも
素敵な出会いとなりますよ!
マダガスカルと私たち
アフリカのマダガスカルという国に1か月間弱滞在することができて、
自分の無力さを思い知らされるようなことや逃げ出したくなるようなこともありました。
マダガスカルに行って、彼らに何か貢献したいという思いを持って、たくさんの準備をしたけれど
目の前で今困っている人たちに自分は何もできることがない悔しさや無力さが日々ありました。
それでも、マダガスカルでの経験は私たちにとってかけがえのない宝物です。
たくさんの人たちと出会えたこと、素敵な想いをもらったことは決して忘れないし、
これからの活動やもっと先の人生においても
これらのたくさんの想いを胸に歩んでいこうと思います。
アフリカの島国・マダガスカルといっても、自分にはほど遠い話に思うかもしれません。
でも、マダガスカルでも日本と同じようにたくさんの人がいて、みんなが一日一日を生きています。
日本から彼らに直接何かできるわけではないかもしれないけど、
それでも私たちは彼らのことを身近に想い続けるし
いつかまた笑顔で胸を張って自信をもって会える人生を歩みたいです。