10月英語論文 First-generation students’ experiences during the COVID-19 pandemic
Soria, K. M., Horgos, B., Chirikov, I., & Jones-White, D. (2020). First-generation students’ experiences during the COVID-19 pandemic.
<要約>
9つの大学で2020年5月から7月にかけて実施された、学部生28,198人を対象とした「Student Experience in the Research University(SERU)コンソーシアム調査」によると、COVID-19のパンデミックは、公立大学に在籍する第一世代の学生に悪影響を与えていることが明らかになりました。第一世代とは両親が大学を卒業していない子どものことを指します。調査では、回答者の26%が第一世代の学生であった。第一世代の学生は、継続世代(両親が大学を卒業した)の学生に比べて、家族からの仕送りの喪失、学内外での雇用による賃金の喪失、生活費や技術費の増加など、パンデミックの期間中に経済的な困難を経験する可能性が高くなった。第一世代の学生は、継続世代の学生と比較して、2020年秋の教育費の支払いを不安視している可能性が2倍近くあります。さらに、第一世代の学生は食料や住居の不安を経験する可能性が高くなっていました。また、第一世代の学生は、同世代の学生と比較して、精神的健康障害の発生率も高かった。本研究の結果から、第一世代の学生は、継続世代の学生と比較して、オンライン教育に適応する上でより多くの課題を経験していることが示唆されました。
<感想>
コロナウイルスが世界的に蔓延をしてから、私たち大学生の生活も大きく変わってしまった。あれほど行きたくなかった授業に行きたいと思うほどにオンライン授業できつい思いもした。私もバイトはできない日々は続いた。私の場合、バイトが出来なくても、親の仕送りで生活はできていたが、それが今回のパンデミックのせいで生活に困窮するレベルまで、落ちてしまった人々もいることを考えると、この研究は大きく役立つものであると思う。両親が大卒ではないという条件によって、やはり生活における脆弱性は高くなってしまう。さらには経済的な困窮だけではなく、精神的な部分にまで及んでいることもこの研究では示されている。これは日本でも例外ではないと考える。この研究をを最先端のものとして日本でも同じような研究がなされる必要があるはずだ。そして、同じような大学生を対象とした研究としては現在の大学1年生、コロナによって通学ができない状況下に居ざるを得なかった学生に対するものもこれからケアを考える上で必要だと私は思う。
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