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11月書籍【つながり格差が学力格差を生む】
志水宏吉 (2014)『「つながり格差」が学力格差を生む』
株式会社亜紀書房
<要約>
現在、日本において学力格差が生じている。大阪などの都市部と比べて、地方である秋田が学力1位といったように地域によって大きな差がある。本書ではこの原因をつながり格差によるものと考えた。地方では地域間のつながりが深く、このつながりが子どもの学力に良い影響を与える。また、学力差が生じるのには心と大きな関係があるといえる。しかし、大阪ではより学力のレベルが低い低学力層に手厚く、全体レベルの底上げとは違う点に焦点を当てている。これからの日本では、全体レベルの底上げに加えてしんどい層への支援も手厚くしていくことが重要だろう。
<感想>
日本の地域によってここまで学力差が生じているという事実に驚きました。それと同時に、地域での考え方により学力差も生じることがよくわかりました。現在、日本の教育レベルは確かに高いと思いますが、読み書きすらままならない層も10%存在するということから、全体の底上げに加えて低学力層にも焦点を当てる必要があると私も感じました。子ども班での活動でも、全体の底上げはもちろん、勉強が苦手な層への働きかけもより充実させていきたいです。
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