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1月日本語論文【日本の中学校・高等学校における英語の音声教育について  -発音指導の現状と課題-

日本の中学校・高等学校における英語の音声教育について

ー発音指導の現状と課題ー

(2011) 手島良 

【要約】

日本の中学校や高校教育の英語教育の場において、発音は重要な論点となっている。この論文ではそこで、フォニックスという英語の発音法をあげている。現在の中高生の英語教育において、英語を用いた会話などのコミュニケーションの機会を増やすという傾向となっている。しかし、日本の中高生に対する英語養育によって、中高生にはカタカナ発音がとても広がっている。このカタカナ発音が主流となった原因として、外国語に割り当てることができる時間数が少ないので、発音の時間までを設けられないということ、生徒が英語に興味を持って話してくれているのに、発音を指摘することで話す意欲を失ってしまうことを恐れること、そして教員が発音の指導法が分からないということなどが挙げられている。また、日本に来ているALTもあまり発音が優れているというわけではない。さらに、母音やイントネーションなどに関しては、誤った指導法が実際に行われているという現状もある。このような現状から引き起こされている問題として、発音を区別して聞き取ることが十分行われていないということがある。これは、もちろん意思疎通をする際に障害となる。また語の綴りを習得する際の悪影響も及ぼす。英語の発音を日本語訛りでも良いとする教育者もいるが、その一方で日本語訛りの発音は英語の正しい読み方を阻害させる。イントネーションにおける教育でも、明確な形では目に見えないような場合で育てられているが、目に見える形で結果が現れないため、明確な説明がされないという問題がある。このような問題点を解決するための策となるものがフォニックスである。これは、正しい発音を身につけ、それが発音から綴りを推測することができるような覚え方を可能にさせる。これは、いきなり覚えて、使用するのは難しいため、短い単位に切って1つずつ覚えさせていくような指導法が効果的である。

【感想】

中高生の教育においては、英語の発音において問題点が存在しているのは分かっていた。私も、英語が書いたり読めたりできるのにもかかわらず、話すことができないのは、発音が正しく行えないからであると、中高生時代の教育から考えていた。私たちが習った英語の単語の発音の方法が実際の話すときの発音方法と違っていたとすると、正しく話すことができないのは当然であると思う。このように、約6年間近くも英語を学んできたのにも関わらず、英語を話すことができないということに陥らないためにも学校教育における発音方法の変革が求められていると思う。正しい発音を頭に刻むことによって、新しく出てきた英単語に対してもすぐに暗記することができる。このような教育方法によって、より良い英語話者が、ハーフではなく純日本人であっても生まれてくると考える。

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