3月英語論文【Active Learning】
論文タイトル:Active learning increases student performance in science, engineering, and mathematics
論文執筆者:Freeman, S., Eddy, S. L., McDonough, M., Smith, M. K., Okoroafor, N., Jordt, H., & Wenderoth, M. P.
論文執筆年:2014年
論文誌:Proceedings of the National Academy of Sciences 111.23 (2014): 8410-8415.
(要約)
本研究では、アクティブラーニングを受けた場合と伝統的な教授法を受けた場合とで、個人のパフォーマンスに差があるかどうかを検討している。従来の教授法は、講師中心の「教えて教える」方法であった。一方、アクティブラーニングは、授業時間中にグループディスカッションや問題解決、ワークシートへの記入などを行い、学生の授業への積極的な参加を促すものであった。
検証では、225名の学生をアクティブ・ラーニング158名と伝統的な教授法67名に分類し、両グループを比較した。そして、この2つのグループを、理科、理工、工学、数学のテストの得点と誤答率の観点から比較した。その結果、アクティブ・ラーニングを受けた生徒はテストの平均点が6%上昇したのに対し、伝統的な教授法を受けた生徒は誤答率が1.5倍も高くなっていました。以上のことから、アクティブラーニングの有効性が示されました。
(感想)
現在、中学生をサポート役として放課後学習に取り組んでいますが、年に一度、大学や世界を紹介して子どもたちの視野を広げる「尼っ子プロジェクト」を実施しています。この論文を読もうと思ったのは、次回の尼っ子プロジェクトに活かせると思ったからです。
この論文を読んで、子どもたちが自分のことを考える機会を作ることの大切さを実感しました。これまでの尼っ子プロジェクトでは、実際に留学生と話をするなど、積極的に参加する機会が多くありました。しかし、これからは大学や世界のことを知った上で、自分の将来について考える機会をもっと作っていきたいと思います。
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