検索
5月英語論文【DIALOGICAL LEARNING STRATEGIES TO FORM CHARACTER IN THE ALTERNATIVE SCHOOL “QARYAH THAYYIBAH】
更新日:2020年5月19日
【要約】
本論文では「フリースクールにおける対話学習による子どもの性格特性への影響」について分析している。対話的な学習というのは、教師と生徒が、教師から生徒への一方的な教育方法ではなく、教師と生徒は対等な関係のなかで学習しなければいけない。もちろん教師の方が生徒よりも知識量や人生経験といった面で学習面における優位に変わりはないが、対話学習においては生徒が学習者であると同時に教師も学習者であらねばいけない。そのうえで、生徒は学習する内容を暗記するだけでなく批判的に論じて議論し合う必要がある。テキストを読む際にも、字面読みするのではなく、文脈で読むよう心掛ける必要がある。対話学習をした方がより性格特性(自信・責任能力など)に正の影響が強く出た。
【感想】
今回は子ども班でフリースクールについて活動を始める予定ですのでそのフリースクールの論文を読みました。フリースクールでは日本と同様に、対話学習が行いやすい環境なのかなと考えました。フリースクールに通う生徒の数は一般的な公立中学校よりも少ない傾向にあり、先生方が子どもたち一人ひとりにフォーカスを当てやすいからなのかと思います。残念ながら、現在の公立中学校では教師が一方的に生徒に学習指導要領を教える、というスタイルをとらざるを得ない状況にあります。やはり多くの生徒を一括で教育するにはそうしないとやっていけない、というものがあるのだと思います。フリースクールならではの活動を子ども班でも実施していく必要があります。フリースクールに関する英語の論文は少なく、また本論文も定性分析であることから私たちは定量的な分析が新規性としてできるのではないかと思いました。
コメント