9月書籍 【お母さんが教える国語】
<要約>
国語の成績のあげ方というのは、みんなが苦労するところである。その大半の原因は、文章が読めないというが、これは子どもの能力の問題ではなく、文章の「読み方」をしらないだけである。また、読書をすれば読解力が上がるといわれているが、そうではない。読書というのは、人それぞれの読み方や感じ方で、その人なりの世界を「自由に楽しむ」ものであるが、読解は「正確に読む」ことが必要である。また、国語は日常生活とものすごく関わりのある教科なので、小学生のうちにお母さんから教えてもらうことが一番大切である。なぜお母さんが良いかというと、お母さんが一番わが子の性格を知っており、国語は性格や日々の習慣が影響する科目であるからだ。この時期に誤った文章の読み方をしてしまうと、この先もその読み方が直らなくなってしまう。この時期の子どもにとって、初めての「精読訓練」はとても大切なものである。
<感想>
国語の成績がなかなか上がらないのは、私も大学受験の時にとても悩みました。数学や英語はやったらやった分だけ伸びますが、国語は全然伸びませんでした。模試やテストごとに点数の増減が激しく、今思うと正確な文章の読み方ができていなかったと思います。国語は、他の教科とは違い、日常生活の影響が大きく出ることがわかりました。例えば、先生などの目上の人に正しい尊敬語を使えているかどうかや自分が新聞や本などを読んで新しい語彙や言葉などに触れているかどうかなどが関わっています。この本は小学生のことに関しての本でしたが、高校生の私や今の私も、入試に出てくる文章を論理的に読めたかと聞かれたら、そうではないと思います。文章を論理的に読むことによって、一文一文のつながりを意識するようになり、文章の書き方も上手になると思います。そして、今までは文章に書いていることをそのまま筆者の主張として受け入れていたものを、賛成したり批判したりするようにできようになるのが今の私の課題であると考えました。
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