【11月 英語論文】The Effects of Poverty on Children

Jeanne Brooks-Gunn、Greg J. Duncan (1997) The Future of Children CHILDREN AND POVERTY

<要約>

　家族の貧困と子どもの健康、業績、行動との関連性については何百もの研究が記録されているが、貧困の時期、期間が子どもに与える影響を測定した研究はほとんどなく、多くの研究は家族の特徴を調整できていない。本研究では、貧困と子どもの成果との関係を深く探る最近の一連の研究に焦点を当てている。 概して、本研究は、家族の収入が選択的ではあるが、場合によっては、子どもの幸福に非常に大きな影響を与えるということを示している。家族の収入は、子どもの感情ではなく、子どもの能力と成果に強く関連している。就学前に貧困を経験した子どもは、晩年にのみ貧困を経験した子どもよりも、学校の修了率が低くなる。

＜感想＞

　貧困は連鎖すると言われているが、実際にそうであることを感じる。貧困から脱出するためには偏差値の高い学校に進学したり、資格を取得するなどの方法が考え付くが、どれもお金がかかる。また、起業なども1つの方法であるが、資金調達やリスク面などを考慮すると、あまり良い方法ではない。学校だけの勉強では足りないため、各自で予備校や参考書の購入などを検討すると思うが、費用がかさむ。また、資格をとろうにも、試験料が高いなど、あらゆる場面でお金の問題に直面してしまう。