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【11月 日本語論文】 青年期の居場所感が心理的適応、学校適応に与える影響

石本 雄真 (2010) 発達心理学研究


<要約>

 本研究は、教育臨床や心理臨床の領域での視点から捉えた居場所感が青年期の学校適応、心理的適応に対して、どのような影響を与えるのかについて検討することを目的としている。「ありのままでいられる」こと「役に立っていると思える」 ことから居場所感を捉える尺度を作成し、家族関係・友人関係・クラス関係・恋人関係といった対人関係の種類ごとに屠場所感と学校適応、心理的適応との関連を検討した。大学生188 名、中学生 384 名を対 象に関係ごとの居場所感、学校生活享受感、自己肯定意識について測定した。その結果、対 人関係の種類ごとに自己肯定意識や学校生活享受感に影響を与える居場所感の因子が異 なっていることが分かった。


<感想>

 学校のような様々な人が集まる場において「ありのままでいられる」ということは、少し難しい話だと思いつつ、そのような場であるべきことが求められるのかもしれないと思った。居場所作りは本当に大切なことだと思うが、今はネットの世界も居場所となっており、居場所の定義が変わってきていると思う。学校生活に適応するためには、学校行事なども大切だが、コロナの影響でそのようなことを経験せずに次の学年を迎えたことの影響は大きいと考える。




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