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【11月 書籍】学校の「当たり前」をやめた

工藤勇一 (2018) 時事通信社


<要約>

 通知表には、学習の理解度・到達度だけでなく、学習に対する「関心・意欲・態度」が示されている。この「関心・意欲・態度」は目に見えない尺度だけに、評価するのが難しい。そのため、宿題の提出量や、授業中の挙手回数などをカウントし、それを評価にしている事例が多い。本来であれば、そうした数字に限らず、子どもの成長や可能性を読み取るのが、専門職たる教員の役割である。そして、何より重要なことは学習するべき内容を理解できるようになることである。そして「やらされる学習」ではなく、生徒たちが主体的に学ぼうとする姿勢を整えることである。


<感想>

 思い返してみると、通知表の項目には目に見えない尺度もいくつか存在する。恐らくだが、教員の方も悩みながら点数を付けていると思う。ただ、教員の多忙さが指摘されていることからも、子どもの成長や可能性を読み取る暇がないことが考えられ、点数を付けようにも、そこまで観察できていないと考える。生徒たちが主体的に学ぼうとする姿勢を整えるためにも、まずは先生の仕事量を減らして、先生の心を整えさせてあげることも必要だと考える。



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