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4月書籍【子どものこころと体シリーズ不登校の子どもに何が必要か学校の先生・SCにも知ってほしい】
更新日:2020年4月30日
子どものこころと体シリーズ
不登校の子どもに何が必要か
学校の先生・SCにも知ってほしい
増田健太郎
(2016)
【要約】
不登校児は現在、増加傾向にある。これまでは、不登校児は甘えや怠けなどと考えられていたが、現在では一般的となっている。
また、不登校の時期が長く続けば、そのまま引きこもりになってしまうといった世間の考えによって保護者自身も混乱している現状もある。
保護者は子どもを大事に思うがあまりに、負荷をかけてしまい、親自身もストレスを溜め込んでいることも明らかとなった。不登校は本人の問題だけでなく、社会的、文化的問題が根底にある。不登校を無くすのではなく、こういった問題を解決していき、結果的に不登校が無くなるのが1番良いだろう。
【感想】
わたし自身、不登校だった時期があった。不登校児や、不登校ぎみな生徒にとって現在のように長く続いている休校が過ぎたあとの登校は極めて辛いものである。だからこそ、私は支援が必要だと感じ、この本を手に取った。特に、驚いたのは、不登校児にとって、家でゲームをしたり、昼夜逆転の生活を送ることが、エネルギーを蓄えるための準備であったということである。これを実際に不登校で苦しんでいる生徒が気付くことが出来れば、どれだけ不安から解放されるだろうか?現在、やることがなくて辛いという人も多いだろう。そのストレスが要因で起立性調節障害を引き起こすこともある。
無理をするのではなく、自らの将来が1番良くなる方向へと進んでいけるように支援していくことが重要だろう。
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