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【2月 書籍】「頭がいい」の正体は読解力
「頭がいい」の正体は読解力(2019)樋口裕一 幻冬舎
<要約>
皆さんは「頭がいい」と聞いて、何をイメージするだろうか?東大などの有名大学に行くための学力だろうか?一見すると世間ではそのような知識などをもとにした学力をイメージしてしまう人が多いと思う。ただ、本書では読解力が「頭がいい」という基準に大きく寄与していると紹介されている。この本では、まず焦点を当てられている日本人の読解力が現在どうあるのか、その点から始まる。そこで、日本人の読解力の低下の原因を述べた後、読解力を鍛えるために何が必要なのかが書かれている。そのために、語彙力、文章力を鍛えることが重要だと述べている。著者は文章として読み書きする力の延長上に読解力を完成させることができるとしている。最終的に読解力を上げるための方法として、読書をすることに加えて、本を読んだ後の感想でも良いので文章を書くことを挙げている。
<感想>
ビジネスシーンや日常での会話で用いられるコミュニケーションの高さは、読書で高めることができる。だからこそ、「頭がいい」は読解力が高いかどうかだと述べていた。一見繋がりがないように私には思えたが、本書に会話などを文字として紙にまとめたものが本だと書いてあった点で納得がいった。そもそも本をきちんと読み解くことができない人が、その延長にある一瞬一瞬で消えてしまう会話で上手くコミュニケーションを取ることは不可能だからだ。その点で、本を読む習慣はコミュニケーション力向上のために必要だと思う。また、最後に登場した感想を習慣的に文章として残すことは、読解力に大きく寄与するそうなので、日ごろゼミで書いている本の感想を書くこともおざなりにしてはいけないだろう。
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