4月 英語論文 【Digital literacy】
更新日:2020年4月30日
【Training Digital Literation by Digital Book Format Electronic Publisher Themes of Climate for Junior High School Students】
Advances in Computer Science Research, volume 95 (2019, December)
<author>
Hidayati, S. N., Vernanda, S., Dasna, I. W., Munzil, M., & Wonoraharjo, S.
<要旨>
この論文では、中学生のデジタルリテラシーがトレーニングを通して高まるのかということを研究している。インドネシアの中学校を対象に行った。この研究の背景として、インドネシアは携帯電話などのデジタルデバイスの普及が広がっており、それに応じて若い世代のデジタルリテラシーの育成も重要となってきているという点がある。研究としては、トレーニングの前後でテストを実施し結果を見た。また、生徒に対してデジタル教材についてのアンケートも行った。その結果として、生徒のデジタルリテラシーは、テストの結果から上昇していることが明らかとなった。また、アンケート調査からほとんど全員の生徒がデジタル教材を使った学習方式に対して、好意的に捉えているということも分かった。
<感想>
私がデジタルリテラシ―についての論文を読もうと思ったのは、デジタル教材を用いた教育を行っている機関が増加している点からである。デジタル教材は最近中学校にも導入されつつある。しかし、日本は他の先進国と比べると、デジタル教材を用いた教育は遅れていると感じる。この論文で調査地となったインドネシアよりもデジタルデバイスの普及率は高いはずである。この部分は改善する必要があると思う。デジタルリテラシーのアンケート結果について感じたことは、中学生がデジタル教材を用いた教育に好意的な評価をしたことに関しては、中学生自身の好奇心の側面も大きいのではないかと感じた。デジタル教材を用いた教育が長期にわたってコンスタントに結果を出していくのかということを検討する必要があると思う。しかし、デジタルリテラシーに関する理解を若い頃から鍛えることは重要だととても感じた。
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