【10月 英語論文】Patterns of Parental Rearing Styles and Child Behaviour Problems among Portuguese School-A

Ana I. F. Pereira, Cristina Canavarro, Margarida F. Cardoso, Denisa Mendonc (2009) J Child Fam Stud

<要約>

　親と子の関係は、子どもの行動および心理社会的発達を理解する上で中心的な役割を果たしている。親の行動が子どもの適応に与える影響を調査している研究の大半は、次元的なアプローチをとっている。親の養育スタイルにさまざまなパターンが存在することを確認し、学齢期の子どもたちのグループにおけるさまざまな養育パターンと行動上の問題との関係を分析した。サンプルは、ポルトガルの学齢期の子ども 519 人で構成されている。 親の育成スタイルは、EMBU-C、親の育成次元に対する子どもの認識を評価するアンケートを使用して測定した。クラスター分析により、4 つのタイプの親の養育スタイルが特定された。

<感想>

　近年、共働きの家庭が増加しているため、子どもが受ける影響は親の養育スタイルだけでなく、周りの大人や、友達、保育所なども大きいと考える。また、スタイルをとりたくても、そうせざる負えないという家庭が一定数は存在すると思う。そのため、理想の養育スタイルをとることができる社会に変わることを望む。そのような変化は親に心の余裕を与えるだけでなく、子どもにとっても良い変化だと考える。