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【7月英語論文】PBL学習の効果
“The Effectiveness of the Project-Based Learning (PBL) Approach as a Way to Engage Students in Learning“
Mohammed Abdullatif Almulla(2020)
【要約】
Project-based-learning(PBL)の普及が著しく、その登場をめぐって真剣な議論が行われているが、PBLを強調することは、学生のアイデアに対応した教育を促進するのではなく、技術主義的な教育方法を支持することになるのではないかという批判もある。そこで、本研究では、学生の学習意欲を高める方法として、PBL手法の有効性を利用することを発展させるとともに、PBL手法に関する文献を教育目的に取り入れることを目的とする。そのためPBL手法が共同学習、分野別教科学習、反復学習、オーセンティック学習に与える影響を測定し、それらが学生の学習意欲を高めることを検証した。PBL手法を使用している124名の教師にアンケート調査を行った。分析には構造方程式モデリング(SEM)(別名:共分散構造分析)を用いて行った。分析の結果、PBL学習が学習意欲に正に有意なことが明らかになった。
【感想】
私たちが今回兵庫県の公立中学校にて実施させていただいた論文介入授業の効果をバックアップしてくれる論文だと思いました。この論文では学習意欲に着目していますが、私たちはさらに、将来の子どもたちが自分の進路について明るい気持ちになる、「進路決定自己効力感」に着目して分析を行う予定です。進路決定に明るくなることができれば子どもたちの将来を自分ごととしてしっかり思考の上、判断できる大人に成長できるのではないかと考えています。
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