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【9月 書籍】ブレンディッド・ラーニングの衝撃

マイケル・B・ホーン (2017) 教育開発研究所


<要約>

 アメリカの教育界ではブレンディッド・ラーニングが最も注目されているテーマである。ブレンディッド・ラーニングが注目される理由として、学校は生徒一人ひとりのニーズに学習内容を合わせるよりよい方法を探していることが挙げられる。また、学校は生徒と地域社会が必要とするだけの学習機会を提供しようと苦戦している。さらに、学校は常に予算不足に直面している。そのため、オンライン学習のメリットである個別化・教育機会の拡充・コスト管理を含んでいるブレンディッド・ラーニングに移行する学校が増加している。ブレンディッド・ラーニングの要素として、少なくとも一部がオンライン学習から成り、生徒自身が学習の時間、場所、方法またはペースを管理する正式な教育プログラムである。また、学習カリキュラムの少なくとも一部は自宅以外の場所で実施される。さらに、オンライン学習と対面授業が適切に組み合わされることが挙げられる。ブレンディッド・ラーニングを導入している学校では、各生徒の学習進捗データをコンピュータで管理し、オンライン、マンツーマン指導、対面授業などの学習方法を上手に組み合わせて生徒に合ったレベルと内容を提供している。


<感想>

 ブレンディッド・ラーニングのように生徒一人ひとりのニーズに合った学習内容を提供できるものは非常に良いと思う。各家庭の環境や、子どもたちの苦手とする分野などはそれぞれ異なるため、皆で同じものを受ける時代は古いなと思う。特に、コロナの流行によりオンライン授業が身近になったであろう子どもたちはオンライン学習の限界を感じる一方で、その便利さも感じていると思う。そのため、今の子どもたちが大人になり社会人として活躍する時の教育方法は、彼ら彼女らの手によって少し変化していることが期待される。みんなで同じことをすることの大切さも分かるが、勉強面に関しては各生徒に合ったレベルを行うことが欠かせないと考える。


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