【9月 英語論文】Early education: Progress and promise for children from low-income families
Katherine Magnuson , Hilary Shager (2010) Children and Youth Services Review
<要約>
子どもが幼稚園に入る前に、ある種の早期教育に参加することが当たり前になっている。何十年もの間、学者や政策立案者は不利な立場に置かれた子どもたちの就学時の達成度の低さを是正する早期教育の可能性を示している。しかし、就学率のギャップは、そのようなサービスから最も恩恵を受ける可能性のある低所得家庭の子どもたちが、サービスを受ける可能性が最も低いままであることを示唆している。公共部門は、このギャップに対処するための主に 2 つの政策に取り組んでおり、ヘッドスタートや州の幼稚園前などの補償型就学前プログラムと育児支援を提供している。両方のタイプのプログラムに対する連邦および州の投資は、過去 20 年間で劇的に増加している。しかし、依然として対象となる貧しい子どもたちの一部にしかサービスが提供されていない。文献より、質の高い早期教育が低所得の子どもたちの就学準備やその他の長期的な発達上の成果を改善することを示唆している。連邦および州は、子どもたちが質の高い早期ケアと教育の経験にアクセスできるようにする上で、かなりの課題に直面している。
<感想>
教育の在り方に関して、大きな疑念を最近抱いたため非常に興味深い文献であった。教育は誰しもが平等に受けることのできるものであるべきである。そのため、経済的支援策として、給付型奨学金など金銭面での支援策が多く施されている。だが、1つ不思議に思うことがある。それは、大学の試験を受けるために3万円以上の支払いが必要になるということである。この点に、私は非常に違和感を覚える。どうしても、教育をビジネスの1つと見なして、お金をむしり取ろうとする大人たちがチラチラと頭の中をよぎる。試験費以外でも、お金がかかる場面に多数遭遇するため、このようなことも低所得の家庭の子どもたちを教育から遠ざけている要因の1つになると思う。
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