11月日本語論文【部活動への参加が中学生の学校への心理社会的対応に与える影響】
更新日:2020年12月22日
部活動への参加が中学生の学校への心理社会的対応に与える影響
岡田 有司
〈要約〉
本研究の目的は、運動部と文化部を区分して捉え、部活動への積極性に注目しながら、部活動への参加が学校生活の諸領域、学校への心理社会的適応とポジティブな関係にあるのか、対人関係領域の心理社会的対応への影響が部活動への参加状況によって異なるのか、について研究することである。構造化された活動には、定期的に参加して、一定のルールや大人による導きがあり、スキルの向上を目指し、積極的な注意の持続が必要で、明確なフィードバックがあるといった特徴があるとされ、これまでに構造化された活動への参加が子供にポジティブな影響を与えるとが示されている。自己裁量で時間を使える放課後において、中学校では生徒が自由に選択可能な活動である部活動に多くの生徒が参加しており、教育実践における部活動の重要性が指摘されている。
結論として、部活動への参加は生徒の学校生活にポジティブな影響を与えていると考えられる。
〈感想〉
中学校での部活への参加はとても重要なものであると私は考えるが、部活動へ積極的に参加している生徒の学力は部活動に消極的に参加している生徒の学力よりも低いと考えていた。しかし、論文によると部活動へ積極的に参加している方が消極的に参加している子よりも学力が高いということがわかった。以上を踏まえ部活動に積極的に参加することは交友関係、学力関係などの様々な面でプラスになるので、部活に積極的に参加する生徒が増えていけば良いと思った。また部活動へ参加することによって部活の仲間という友達ができ学校へ通うことが楽しくなるのではないかと私は考えた。そのため、部活動への参加のよって登校拒否の生徒を減らすことにつながるのではないかと思った。
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