【要約】
この論文では、まず最初にフクロウの生息地の保護か、木材生産量の確保に関する環境問題について触れている。その後、アメリカが、時代が変化するにつれ、環境問題との共存していくために実行された政策などを出し、その政策に関する研究、分析を主張している。カリフォルニア州北部の小さな森林コミュニティにおける協働型自然資源管理の試みと、それが引き起こした全国レベルでの政治論争の経緯を考察したものである。その結果として、資源管理関連の意思決定過程への参加の機会の充実が、協働の発生の遠因となったことや、協働を通じて、既存の制度枠組に囚われない斬新な政策イノベーションや主体間の信頼感が醸成される一方で、地域での協働にもとづく自然資源管理の実践が、広域的な環境保全や国有財産のガバナンスをめぐる新たな紛争を生み出していること等が明らかになった。また、QLGやクインシーなどの環境保全団体などの活動内容なども主張している。近年のわが国の法律でも協働型自然資源管理の導入がうたわれているが、その実践に当たっては、資源管理決定への参加の機会を充実させることはもちろん、この資源管理アプローチが「紛争の発生を許容する動的な秩序形成過程」であることを認識する必要がある。
【感想】
私はこのゼミに入ってから、moribito班に所属しているので、自然に関することに携わることが多くなり、日常的に自然について考えることが多くなった。そこで、日本だけでなく、他の国々の自然に対する取り組みであったり、政策を知りたかったので、今回この論文を読んでみた。今回の論文は、アメリカの自然について主張されていたが、そこで私が思ったのは、日本と同様、アメリカも自然に対する考え方で、異なる意見を持つ人が非常に多く存在しているので、自然の問題は世界共通だということだ。バブル期におけるリゾート法であったりは、日本と同じだと思った。アメリカの自然に対する政策は、実際に読んでみて、凄く内容が深く、考えられているものだと感じた。全員の意見を納得させる政策を行うのは極めて困難であるのは私でもわかる。だからこそ、今回の論文で主張されていたQLGやクインシーの団体などが行った政策は、本当に素晴らしいものだと感じた。今回の論文を読めたおかげで、私はインスピレーションを受けれた気がする。このゼミでは、政策提言を考えたりすることが多いと思うので、moribitoでの活動を通して、何か一つ成し遂げたいと心から思った。
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