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執筆者の写真将宏 小出

7/7 避難所運営ゲーム開催!

イベントを企画し始めてから3か月、遂に大学コンソーシアムひょうご神戸さんとの共同イベント『やってみよう、避難所運営‼~あなたが学べば、何かが変わる?~』を開催することができました!なんと当日は12人もの人が集まってくださいました!参加者の皆さんにとって避難所について考えるきっかけになったのであれば幸いです。 では写真とともに当日の様子をふり返ってみましょう!

第一部は熊本地震の際、実際に運営側に立って活動された経験もある湯井恵美子氏による講演でした。避難所生活がどういうものなのか。たくさんの分析データや写真、動画によって詳しく学ぶことができたのではないでしょうか? 震災によって直接亡くなられた方よりも、その後の避難生活での体調悪化や過労など間接的な原因がもとで亡くなられる『震災関連死』の件数のほうが多いことは知らなかったと思います。 だからこそ、そこに着目して避難所生活を改善しなければいけません。 〇湯井氏に地震が発生するメカニズムから教えて頂いていた

第二部に入り、参加者にはイベント会場である兵庫国際交流会館の見取り図に多種多様な特性をもつ避難者を配置してもらいました。 この避難所運営ゲームを通して、参加者は避難所における『答えのない問い』の多さに驚いたのではないでしょうか。 残念ながら、全員が納得するような案は存在しない場合のほうが多く、人によって『正義』であったり『正しい』という定義は違ってきます。

〇留学生も参加したバイリンガルグループ

これからの社会、多様化を認める必要があり、考え方が違う人はごまんといるでしょう。ある意味で避難所はそんな社会を具現化した一種の縮図でもあるように感じます。 日本語が通じないかもしれない外国人の方はもちろんのこと、宗教のことであったりとケアすべきことはたくさんあります。 災害を通して『他者への配慮』であったり、『地域共生』といったことを考えて体験してもらえましたか?


〇掲示板を積極的に利用していたグループ

皆さんに協力していただいたアンケートによると、結構な数の参加者から本イベントに満足していただけたとの旨が書かれており、運営側としてこれ以上のない喜びです!また、皆さんからいただいたご意見をもとに改善し、ブラッシュアップしたものを企画したいと考えています!

今回、防災班の新しいメンバーが参加者側で体験しました。彼女たち二人の感想を載せておきます! ―晶― 初めてHUGを体験しましたが、カードゲームだけでも避難所運営の大変さ、避難してきた人のイライラや恐怖感も伝わってきました。これから、もっと多くの人にHUGを通して防災について知ってもらえるよう頑張ります! ―美里― 初めてHUGを体験して、より避難所が過酷な場所であるかが実感できました。いつか来るその日の為にこのように日頃からシュミレーションをしておくことは有意義であると思います。 〇まとめ


『避難訓練はできていても、その後の避難所生活に苦しむ人はたくさんいるのではないか』 そんなことを思っている最中、お会いしたのが大学コンソーシアムひょうご神戸の中水さんでした。 中水さんはイベントの企画経験も無かった僕たちの話を丁寧に聞いてくださり、私たちも様々なアドバイスも頂いたおかげでこんなにも手応えのあるイベントにできたことは事実です。 また、第一部で講演をしてくださった湯井恵美子さんによってイベントに確かなリアリティが生まれました。あの雰囲気は決して防災班だけでは到底作れないものでした。 大学コンソーシアムひょうご神戸中水かおる様、湯井恵美子様 この度は本当にありがとうございました。

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