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南雄太

2020年 4月 参考文献集

更新日:2020年10月12日

【日本語論文】

市川 裕介、林 阿希子、美原 義行、清水 健太郎、峰野 博史「公共施設における動的案内サインを用いた人流誘導システムの評価」

『情報処理学会論文誌コンシューマ・デバイス&システム(CDS)』10巻,1号,p50 – 57 ,2020-02-26

訪日外国人の増加にともない,空港,駅,等公共施設の混雑機会も増えている。混雑状態は施設の安全性,快適性を損なうことから,施設利用者を誘導し,動きを制御することで,混雑を緩和するシステムの導入が重要となる。我々は,刻々と変化する施設内の混雑状況を計測し,空いているルートを動的に案内する動的案内サインシステムを構築し,実際に羽田空港国際線旅客ターミナルにおいて評価している。本稿では,混雑度の表示による誘導効果計測の結果について報告している。



【英語論文】

Study of Preparedness for the Aceh Disaster Management Agency in the of the Tsunami Disaster in Aceh Province

Muhammad Harits, Rini Safitri, Nizamuddin

International Journal of Multicultural and Multireligious Understanding, Volume 6, Issue 2 April, (2019) Pages: 644-657

インドネシアのアチェで発生した地震及び津波の被害は甚大であったため、インドネシア政府は災害管理に対する方向性を変えるようになった。これまでの緊急時の対応と復旧にのみ力を入れるのではなく、防災という観点でも災害に向き合っていくというものだ。それに伴い設立されたのが国家防災庁である(BNPB)。本稿では、BNPB職員の災害に対する心構えについて分析している。心構えを覚悟指数として組み込み、分析をした結果ではアチェ州の人員は特に活発な防災活動をしていることが分かった。また、知識や緊急時の対応計画や津波の早期警報、資源の動員といった準備をすることによって、BNPB職員の災害に対する心構えも向上する。



【書籍】

「救出: 3・11気仙沼 公民館に取り残された446人」

猪瀬 直樹(著)河出書房新社 (2015/1/26)

皆さんこんにちは。

私は今回「救出: 3・11気仙沼 公民館に取り残された446人」という本を紹介します。

本書は、東日本大震災が発生した直後の絶体絶命の危機にさらされた気仙沼の方々が全員救出されるまでの緊迫と奇跡を、迫真の筆致で描かれたノンフィクションです。

皆さんは今この瞬間、地震が起きるとどう動きますか?

東日本大震災の時は地震発生から約25分で大きな津波が到達しました。これから起こるとされている南海トラフ巨大地震は地震発生から5分で津波が到達するといわれています。

つまり、地震が起きてからどう動くか考えるのではもはや手遅れなのです。

気仙沼の方々は普段から津波に対しての意識が高く、避難訓練を定期的に行っていたからこそ生き延びることができました。ただ避難訓練といっても避難所までの経路を確認し、住民同士の協力体制を確認し、老若男女問わず全員が協力し合ってスムーズに避難できる体制が整っていたからこそ、津波が襲ってくるまでの一分一秒を無駄にすることがなかったのです。

本書は震災が起きた時の普段からの備えの大切さについて学ぶことができます。

皆さんもぜひ本書を手に取って災害について向き合い、家族と避難経路などを確認してみてはいかがでしょうか。

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