top of page
甘
尼
“老若男女楽しむことの
出来る工夫を欠かさない”
e.Andersenの商品にはこだわりが詰まっている。もちろん、製法や材料もそうだが、素人目で分かりやすいところでいくと、商品の名前だろう。商品名は榎本シェフが考えてつけているというが、そこに面白みが詰まっている。
例えば、お年寄りでも馴染みのあるように、メープルを使ったケーキの名前をメープルの日本名である楓を用いた
「楓菓」であったり、子どもの頃の思い出の公園に行くときにおやつとして持って行って欲しいという想いでつけた
「日時計公園行く前に」いった部分に遊び心が溢れている。そんな店内からは今日も甘い暖かい雰囲気が漂っている。
“この地にアンデルセンあり”
半世紀という長い間、この地に根付いてきた。だからこそ、地域の人からの恩も大きい。そのために、これからの
榎本シェフの目標は地域、そして尼崎への恩返しだそうだ。この恩返しというのは、どういったものかというと、
このまま変わらず今の状態であり続けること、今と同じ味を提供し続けることだ。そうすることで、この地で今までアンデルセンが培ってきたものを後世に残していける。そして、久しぶりにこの地に訪れた人から、
「そういえば、ここらへんにアンデルセンあったよな」と思ってもらえる。そのように思ってもらえるよう、
これからもこの地で、今までと変わらない味を提供し続けていく。
取材後の感想
榎本シェフから感じた印象はとにかく謙虚というものだった。
私たち大学生相手にしても、真摯に話をしてくださった。
そして、地域の人々、尼崎の人々に向けてもその姿勢は表れていた。皆さんが今までお店を支えてくれたから、今がある。
だからこそ、これからは皆さんに変わらない味を出すことで
恩返しをしていきたい。まさにこの言葉は榎本シェフのお人柄を
表していると思う。
bottom of page