(要約)
高齢者の介護予防場ランティアの参加による社会・身体的健康・QOLへの影響を横断データで参加していない高齢者と比較して明らかにしたものである。地域での介護予防は事業の取り組みはなされているものの、一部の高齢者にしか波及していない現状の課題である。この問題を住民相互に支えあうものとすること、健康度自己評価やQOLなどにも関係されていることが確認されていることが明らかになっているため、相互でのソーシャルサポートのボランティアを新たな目標とした。この論文では、一般者との比較をすることで、身体・社会の効果を明らかにすることを目的とした。分析結果では、参加した人の方が自己効力感や知的能動性・社会的役割がIADLを低下させ、介護予防に寄与することが分かっている。どのようなボランティア活動が高齢者の健康やQOLに好影響を与えるのか明らかになっていないことがあるため、適当なボランティアや内容を検討する必要があると考えられている。
IADL:「Instrumental Activities of Daily Living」の頭文字を取ったもので、日本語に訳すと「手段的日常生活動作」買い物や家事などの日常生活における単純な動作ができることに加えて、それに伴う判断や意思決定ができるかどうか
(感想)
介護というのは、日本で高齢者社会が進む中で、必要不可欠なものであるが、現時点で様々な事業がなされているものの、参加率が少ないという問題がある。それは、身体的な問題よりも地域でのコミュニケーションの問題もあるのかもしれないと考えた。このため、地域でのコミュニケーションの活性化も介護には必要不可欠であり、コミュニケーションがの機会があればあるほど、介護の参加率は上がるのではないかと思い、次にそういった論文を読んでみたいと思いました。こういった事業が増えるほど、介護というものがもっとオープンな環境になりボランティア参加者も増えるのではないかと考えた。
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