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月一英語論文

執筆者の写真: 介護班 栗田ゼミ介護班 栗田ゼミ

Association Between Personality Traits Toward Culture ShockAmong Indonesian Caregiver in Japan Under Economic Partnership Agreement

MLA:Yektiningsih、Erwin、Norma Risnasari、およびEndahTriWijayanti。「経済連携協定に基づく日本のインドネシア人介護者のカルチャーショックに向けた性格特性間の関連性」。Journal Of Nursing Practice 5.1(2021):146-154。

【要約】

国家間の経済活動の連携強化を目的として経済連携協定(EPA)が結ばれた。これによって介護分野では候補者が介護福祉士の取得を目指すようになる。対象国はフィリピン、インドネシア、ベトナムのみだ。3つの国の人々は看護師として病院、介護士として老人ホームに配属された。しかし彼らは新しい環境に適応するために必要な社会文化的なスキルの人格特性のために、カルチャーショックに異文化を経験する傾向がある。そこで本稿では非確率的サンプリングによる横断的アプローチを用いて日本での異文化生活や医療施設や介護士施設での仕事に対応できる適切な性格特性を調べている。対象の母集団研究は、日本の医療専門家の移行インドネシア人の間で307人であり、老人ホーム日本におけるインドネシアの介護者の180人の回答者のサンプルを得た。これによって日本での異文化生活や医療施設での仕事に適応するための適切な性格特性を高め、カルチャーショックを予防できるインドネシア人看護師の日本での就職を専門的に増やすことを目的とした。データは質問紙を用いて収集された。データ分析には分割表係数を用いた。結果としてはカルチャーショック経験者は17%、正常者は83%であった。これは、研究外転がカルチャーショックと有意な関連を持ち(ρ値=0.042)、開放性(ρ値=0.109)、良心的(ρ値=0.518)、同意性(ρ値=0.213)、神経質(ρ値=0.592)はカルチャーショックと有意な関連はないことを示している。結論としては看護師養成施設では、カルチャーショックを回避するために、海外の職場における異文化対応能力を高めるための教材がカリキュラムに盛り込まれており、ポジティブな性格特性を強化する能力を持つ非常に優れた人材が必要とされていることが分かった。


【感想】

最近の話題である外国人介護士と性格特性を組みあせた面白い論文だと感じた。私たちが取り扱おうとしていたテーマと一致するものだったので参考になるところが多かった。この論文ではカルチャーショックに目を向けていたが、利用者目線や同僚との関係、職業的な技能など様々な切り口と性格特性を組み合わせることがとてもいい論文になるのではないかと感じさせれた。この論文を参考にしながら、私たちの論文の精度を高めていきたい。またそれによって少しでも外国人労働者の現状や問題点などの解決に役立っていきたい。

この論文は障がい者研究の論文の中で数が少ない数量的なアプローチをしていた。結果としては開放性や良心性、肯定性、神経質性がカルチャーショックと有意な関連をもっていないことが残念だと感じた。これはデータの収集方法や調査方法によって有意な結果を持っていけるかもしれないと思った。理論モデルや計量モデルをしっかり組み立て、経済学的な視点を取り入れることで結果を出していきたい。


2022/5/30 長瀬亘亮

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