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2月 月一論文(書籍)

担当:K9稲田優花


『世界と日本の今がわかる さかのぼり現代史』

監修:祝田秀全 著:長谷川敦 2018/12/20


要約

ニュースでよく目にする現代社会の諸問題に関して、現代から過去にさかのぼりながら、「なぜそうなったのか?」を、地図・写真・チャート図で分かりやすく解説している。第一章では日米同盟や北方領土問題など日本に関する問題について、第二章、三章では米中露の関係について、EU、中東の状況など世界の情勢について触れられている。それぞれのテーマについて、過去をさかのぼりながら、原因や転換点を探っていく内容となっている。


感想

今回この本を読もうと考えたのは、やはりロシアのウクライナ侵攻ニュースが世間を騒がせているからだ。

なぜロシアがウクライナを侵攻し、首都キエフを攻撃するに至ったのか?なぜ一般市民が危険にさらされているのに、国際機関は動けないのか?遠い国で行われているから自分にとって遠い出来事のように見えてしまうが、北方領土問題が解決していない日露の関係では、明日は我が身なのではないか?とどうしても考えてしまう。

私達は、開発経済学というゼミの学びにしろ、TtWの活動にしろ、おもに途上国に支援をする活動を行っている。しかし、今日JJのイベントを経て感じたことでもあるのだが、支援を必要としているのは途上国だけでなく、こういった紛争に巻き込まれた人たちもではないのだろうか。紛争で親を亡くし、紛争孤児となった子が、相手国への恨みを募らせてテロを起こしたりすることだってある(ISILもそうだったはずである)。これは中東からEUに行く場合なのかもしれないが、、学校に受け入れてもらえず勉強することもできない。他人事にせずに、今できることは何なのか考えていかなければいけない。

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