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6月日本語論文

ボランティアツーリズムのオンライン化は 誰を資するのか: コロナ禍における海外ボランティアから問う「フィールド」の含意

間中光 藤山一郎

【要約】

新型コロナウイルスの拡大とそれに伴う移動制限を受け、観光業者の中には移動を伴わないオンラインツアーを企画する動きがみられる。フィールドへ赴くことのオンライン化がツーイズムに与える影響について考察し、ボランティアツーリズムにおいてフィールドが内包するものを検討した。フィールドとは、過程の場としてとらえるゲストと結果の場としてとらえるブローカーではフィールドへ赴くというオンライン化が与える影響に差異があり、前者では、フィールドの再現性という点では大きな課題がある。


【感想】

 新型コロナウイルスによってフィールドに直接行くということは、感染リスクもあったためフィールドに行く機会がだんだん減った。国を超えるボランティアには実際に行くことがボランティアの定義として考えられてきたが、コロナ禍によって未来型海外ボランティアとしてオンライン化が加速してきた。オンライン化される影響の違いは、学生にとっては過程であるため、自己変容に期待しているため、学校は結果の場所である違いが求められている。オンライン化は管理を上昇させ、参加人数を増やすメリットがあると感じた。また、オンラインでは質的なもの再検討すべきであり、どちらも取り入れつつ柔軟に対応することが重要だと感じた。

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