池上彰 (2016)「世界を救う7人の日本人 -国際貢献の教科書-」
要約
日本でナンバーワンのニュース解説者であり、国際問題を誰よりもやさしく読み解いてくれるジャーナリスト池上彰さんが現場で活躍する国際貢献のプロフェッショナルたちにインタビューし、自らもアフリカ・スーダンの紛争地帯やウガンダに足を運んで取材を行い、「国際貢献」の意義と意味、そして「国際貢献」という仕事の価値について解説したものだ。
いままでなかった「国際貢献の教科書」ともいえる。
感想
保健、教育、水 など。生まれた時から充分と言っていい程、当たり前にあるものであり大切さを再認識した。私たちは義務教育や高校進学、という教育に関して恵まれた環境にいるのだと改めて実感した。学ぶことは素晴らしいことで、学ぶことは楽しいことで、知識が増えることは希望に繋がるんだ!と思った。今このようなコロナ禍で本書を読み、思考できていることも、豊かな生活のおかげだと思った。また表紙に「国際貢献の教科書」とあるが、国際貢献ではなく、国際協力であることを教わる内容でもあった。途上国援助の前に自分たちの問題を、という考えは捨てそれは一方的に与えるものではなく、いつか自分たちに返ってくる、循環しているということが改めてわかった。
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