【概要】
著者の原貫太氏は、フィリピンで物乞いをする少女と出会ったことをきっかけに、学生時代から国際協力活動を始められた。新卒で国際協力をお仕事とされ、現在はフリーランスと国際協力を掛け合わせた働き方をされている。
本書では、国際協力に向き合わされるきっかけや、大学時代にアフリカへ行った際の経験、その後に取り組んだテラ・ルネサンス(元少年兵のための施設)でのインターン生活等のアクションについてを、その時々の想いについても事細かに記されている。
【感想】
本書を読み、私がなぜ海外、途上国と呼ばれる国に対して興味を持ったのか。そして、何をしていきたいのかについてしっかり向き合うきっかけとなった。著者も述べていたように、私は目の前の忙しさを理由に本当にしたいと思っていることについて考えようとしていなかったように思う。考えなければいけない、私は向き合えていないのだとわかっていながらもそのように目を背けてしまっていたのかもしれない。しかし、著者の熱い想いや行動力を本を通して知る事で、私の中にも熱い想いがふつふつと沸くのを感じた。既にもう少し早く行動すれば、、などと思ってしまっているのだが、これ以上手遅れにならないように真剣に向き合わなければと考えなおさせられた。
JASNIDSのイベントへの参加や何かしらで関係を持っていただいている学生団体のみなさんも、著者のように熱い想いをもち、行動に移されている。そんなみなさんの活動をしっかりとサポートできるようにJASNIDSも動いていかなければならないのだと思う。本書から私が刺激を受けたように、JASNIDSを通して刺激を受けてもらえるようなコンテンツを考えていかなければならないと思う。
Comments