桜井国俊「開発途上国の都市廃棄物管理 」ー都市廃棄物管理分野におけるより効果的な国際協力のためにー
【要約】
開発途上国の都市廃棄物管理の改善は,貧困・環境問題解決の柱の一つである。ODA予算の量的拡大が望めない今日、都市廃棄物管理分野の国際協力の質的改善、一層の効果的・効率的実施は、日本の廃棄物管理関係者の重大な責務である。廃棄物問題は「社会を写す鏡」であり、途上国とわが国の自然条件・経済条件・社会文化条件の違いを反映して、途上国の廃棄物問題は日本のそれとは様相を異にしている。したがって、日本の経験の一方的紹介はあまり効果がなく、途上国の廃棄物問題の特質を踏まえた協力が必要となる。そこで都市廃棄物を中心に、多くの途上国の廃棄物問題に共通する特質を俯瞰し、それに対処するための内外のノウハウの蓄積を概観し、今後の課題を抽出した。
【感想】
廃棄物の問題は日本でもよく取り上げられている。私自身、バイト先でもよく目にする問題なので本論文はとても身近に感じた。日本はこのことに関する問題をもっと取り上げ、解決に向けて政策を掲げる必要があると思う。
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