感想
この本は題名の通り生きる場所を奪われていく野生動物のことを、上空、陸上、水中の3つの視点から眺めている。上空では主に渡り鳥について、陸上ではヌーやバイソンについて、水中ではクジラについて書かれてある。しかしそれぞれの種が減少せざるを得ない状況になる過程を考えていくと、その種のことだけに問題はとどまらないことがわかった。ある他の種の増減や、その他さまざまな環境の変化が複雑に絡み合って思いもせぬ悪影響を及ぼしているということがわかった。
私たちが行っている環境保護活動および希少生物の保護の重要性が示されているように思った。ある1種を守ることはもっと多くの種を守ることにもつながるのだとわかった。
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