【要旨】
教員である作者 盛口満が、毎日のように雑木林の小道を歩いて集めた自然のなかの宝物である枯れ枝、木の実、種、花、葉、虫、抜け殻、卵、羽、フンなどといった、さまざまな自然が並ぶコレクションボックスのような絵本であった。春夏秋冬とそれぞれの季節ごとに、見つかる宝物や採取できる場所を丁寧に楽しく紹介しくれていた。
【感想】
林にかこまれた小川沿いの田んぼを「谷戸田(やとだ)」と呼ぶこと、やそこで見つけられる生き物であったり、オトシブミという虫が葉っぱを使って作る「ようらん」という巻きものであったり、自然のなかには、まだまだ私たちが知らないことがたくさん隠されていると気づかせてくれる絵本であった。季節ごとに紹介される宝物のコレクションは、どれも魅力的でおどろきや発見に満ちていた。今、私の住んでいる場所が川沿いで、自然が身近にあり、虫も多いため、今すぐ宝探しに出かけたいなと感じた絵本だった。
Comentarios