要約
私たちが普段あまり意識していない森に、人間たちと同じような社会があるとすれば皆さんは驚くだろうか。木は言葉を発しないし、移動することもないので人間からモノ扱いされることが多い。しかし、森の世界にも人間と同じように木同士が支えあって生きている。
人は非常に森林や自然に対して無知である。森林について知識を増やし、行動に移すことは森林保全だけでなく、生態系保全にもつながり、さらにそれが私たち人間の安全や生活の質の向上に繋がる。
木たちは芳香物質を発散したり木の根を鳴らして意思疎通している。しかし、現代では農薬の使用や品種改良がおこなわれているため、空気や地中を通じて会話する能力の大部分が失われている。また、海岸部の森林伐採は水分の輸送のストップにもつながる。ブラジルではこの問題が深刻化し、アマゾンの熱帯雨林が乾きつつある。
現代では森林伐採が世界で問題となっているが、枝を切ることでさえ木に害を与えていることを知っておく必要がある。枝が切られると光合成の量が減り、地中の根が餓死してしまう。こうして死んだ部分と枝の切り口から菌が繁殖していくのだ。
私たちも動植物と同じように自然の一部であり、ほかの生き物の命を利用しないと生きていけない。しかし、ここで問題となってくるのは必要以上に森林生態系を利用していいのかということである。何にせよ、自然を守り次の世代に健康な状態で繋いでいくことが重要である。
感想
私たちは、森林について間違った理解をしている事がわかった。それは、森林や自然をひとくくりにして考えてはいけないということだ。木にも種類があり、それぞれの種によって適用できる環境が異なる。私たちmoribito班で活動してく際にも自然を一つのものと考えるのではなく、自然のどの部分を改善していくのかをよりクロースアップして考えていく必要があると思った。
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