Green purchasing behaviour: A conceptual framework and empirical
investigation of Indian consumers
Deepak Jaiswal, Rishi Kant
【要旨】
環境に配慮した製品購入に影響を与える要因に、そのような商品に対する考えが該当するかを検証している。本研究の調査は、インドのウッタル・プラデーシュ州で実施された。調査内容は、人口統計学的なデータと環境への関心や環境配慮商品への考え、環境に関する知識などである。結果としては、環境配慮商品への考えと購入意志は正に有意であることが分かった。また環境知識は、環境配慮商品への考えとその購入意志に有意な影響を与えないことも分かった。これらの結果より、環境に配慮した消費活動やより具体的な環境意識を推奨するような教育を行う必要があるとしている。
【感想】
環境意識に関する研究は、その多くが先進国で行われているものだったが、本研究ではインドを対象としているということで興味を持った。環境配慮商品は比較的に高価なものであり、経済的な余裕がないと日常的には購入することが難しい。本研究でも指摘されていたように、インドでは環境配慮商品が流通し始めた段階であることから、今後、それが広がりをみせるとともに、消費者の考えと行動がどう変化していくのかにも、着目してみたいと感じた。
また知識だけではなく、環境配慮商品を使ってみるなど「実体験」ができる環境教育が求められていると感じた。国の経済状況がいかなる状態であっても、「実体験」がなければ多くの人がそういった選択をすることはないと感じる。日本においても、環境に配慮した商品についての知識などは様々な授業を通して学ぶが、今の生活に結び付いているかと問われると、あまり結びついてはいない。1人が環境に配慮した消費活動を行うだけではその効果は小さいが、大きな動きにしていくためには、1人1人の理解と行動が求められる。その為にも、教育制度を見直すことが必要だと痛感した。
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