【要約】
本稿は、学校現場におけるテクノロジーの効果的な活用について、施策の動向や小学校におけるプログラミング学習、超スマート社会における情報活用能力の育成、学校現場での取組の現状に分けて、論じられている。文部科学省は、技術革新が生活や社会に大きく影響を与える時代になるとし、デジタル教科書やアダプティブラーニングなどを行っている。アダプティブラーニングとは、個々の生徒に合わせて学習内容を提供することである。また、ICT環境の整備は、教育の質維持向上などが期待される。これらは、離島などにおける子ども同士のコミュニケーション不足などを解消する。こうした変化が起きている中で、子どもだけではなく、大人たちも新たな時代に向けた変化を求められている。
【感想】
オンライン型自然教室を行ったため、実際の教育現場の実情を学びたく、本稿を選んだ。オンライン講義の良いところとして、距離的な制約がなく多くの方々に参加していただけるという点がある。それは、本稿でも離島などを例に紹介されており、共通点として感じていた。超スマート社会における、自然環境教育のありかたについて考えさせられた。やはり、実際に自然に触れてこそ、成り立つ教育だと考えているため、オンラインのみの学習には限界がある。来年は対面での開催を考えていることから、オンラインはコロナ禍のみの対応だが、自然環境教育に関しては、超スマート社会における教育システムとは相反するものを感じた。
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