【要約】
自然教育事業が自然に対する意識や態度に与える影響を調べている。調査としては、トルコのデニズリで行われており、中等教育学校を対象としている。本稿における自然教育事業は、トルコの科学技術促進のために活動している、トルコ化学技術研究評議会の支援を受けている。具体的な内容としては、10日間、自然や命の大切さを感じてもらうため、実験などをしたり、選ばれた生物を生息地でみてもらうことなどを目的としている。結果としては、自然教育プログラムが参加者の環境意識と環境態度の両方に有意であることが分かった。また、環境に対する肯定的な態度を高めるとともに、環境の永続性を確保していることが分かった。これらは、環境プログラムが学生の環境認識、積極的な態度、行動の向上に極めて効果的であることを示している。
【感想】
自然教育事業がその参加者に与える影響を分析している本稿は、Moribitoで執筆したいと考えている論文に直結するものである。本稿の中で参加者のコメントとして「人間が生物や自然環境に、これだけ影響を与えていると知らなかった」といったものがあり、前後の意識変化を見られる可能性を感じる。しかし、10日間というかなり大規模なイベント(自然教育)なので、Moribitoの主催するようなイベントでは効果が薄いかなとも感じる。
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