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【1月 書籍】フードテック革命 田中宏隆・岡田亜希子・瀬川明秀

【要旨】

フードテック(Food Tech)とは、食料とテクノロジーを掛け合わせたものである。具体的には、植物肉や培養肉、Amazon Goなどの次世代コンビニなどがある。これらがなぜ今注目されているのか。それは社会課題の解決と大きくリンクしてきているからである。フードロス問題や貧困問題、飢餓などといった社会課題を解決する可能性をフードテックは秘めている。フードテックによって生み出されている新たな価値は、海外では主流になってきているが、日本人にとってはあまりインパクトが無かったり、興味が湧かないものであるかもしれない。しかし、大事な点はそこではない。日本人の多くが使っているスマートフォンを例にしてみる。それらが日本の市場に出回り始めたころ、日本のエンジニアたちにとっては、スマートフォンに搭載されている技術は目新しいものではなかった。スマートフォンは新しい体験を生み出したからこそ、ここまで広がったのだ。フードテックも新たな体験を消費者に提供することで、より一層広がりを見せるだろう。


【感想】

海外におけるフードテックの現状がここまで進んでいることにまず驚きを感じた。こういった新たな市場においては、大手企業も中小企業もスタートアップも参入障壁は等しく低い。そんな中で、日本が取り残されてしまっていることを痛感した。持続可能な社会実現に向け行動することが、重要視されている中で、積極的に参入していくことが求められると思う。新しい技術ではなく新しい体験を提供することは、常に意識していくべきことだと感じる。



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