【要約】
自然保護プロジェクトでのボランティア活動は、過去20年間でますます人気が高まってきている。これは、環境保護主義の高まりや自然環境への圧力の増大など、いくつかの要因がある。また、先進国では保護区などへの予算が大幅に削減されていることから、保全活動におけるボランティアの需要が高まってきている。本稿は、カナダ自然保護協会とオンタリオ州ナチュラリスト連盟の2つのNGOと協力して、あるプログラムを提供している。それは、3~17日間、オンタリオ州ネイチャーボランティアとしての保護活動を行うものである。そこでの、参加者の自然に対する態度や価値観について調査をしている。ここから得られた結果としては、ボランティアは「ボランティア経験に満足している」「家族や友人がいなくても他人と活動することに興味を持っている」「野外活動に魅力を感じている」などと考えていることが分かった。
【感想】
環境保全活動に携わる身として、大変興味深い論文だった。13~65歳までの男女に調査をしており、子どものボランティア参画を目標とするMoribitoにとって、活動を進める上で参考になった。自身の経験から、ボランティア経験に満足していたり、野外活動に魅力を感じていることに納得感を持てた。また、最初は知らない人ばかりのところに参加させていただくのは勇気が必要だったが、一度参加してみると、毎度様々な方がいらっしゃり、そこでの出会いも楽しみに感じるようになったことからも、感じることが出来た。
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