【3月 日本語書籍】森の絵本
長田弘・作 荒井良二・絵
【要旨】
姿の見えない声がどこかから君の大事なもの大切なものを探しに行こうと呼びかけくる.その呼びかけから森の中に大切なものを探しに行くお話.以下はこの絵本のあらすじである.
あなたのいちばんたいせつなものをさがしにゆきませんか?
「森へ ゆこう」
その声は いいました。
「いちばん だいじなものが森のなかに ある。
きみの いちばんたいせつなものがそこに ある」――本文より
ほんとうに大切なものについて考える絵本。きみのだいじなものって何?それはたとえば水のかがやき、花のいろ――。ともすれば忘れがちな大切なものだいじなものを、いっしょにさがしてみませんか……?
【感想】
忙しい日々を送る中で,自己を見つめなおしたり豊かな時間を過ごすことの素晴らしさを改めて感じた.自然や日常の風景といった普段当たり前のように見落としがちなものこそ,自己を見つめなおすことに必要である.絵や言葉遣いからは温かみを感じた.子どもから大人まで言葉では言い表せない不思議な心地よさや余韻を楽しむことができ,まるで自分も森の中にいたかのような疑似体験ができた.
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