top of page
  • 執筆者の写真 

【3月 日本語書籍】森の絵本

【3月 日本語書籍】森の絵本

長田弘・作 荒井良二・絵

【要旨】

姿の見えない声がどこかから君の大事なもの大切なものを探しに行こうと呼びかけくる.その呼びかけから森の中に大切なものを探しに行くお話.以下はこの絵本のあらすじである.

あなたのいちばんたいせつなものをさがしにゆきませんか?


「森へ ゆこう」

その声は いいました。

「いちばん だいじなものが森のなかに ある。

きみの いちばんたいせつなものがそこに ある」――本文より


ほんとうに大切なものについて考える絵本。きみのだいじなものって何?それはたとえば水のかがやき、花のいろ――。ともすれば忘れがちな大切なものだいじなものを、いっしょにさがしてみませんか……?


【感想】

忙しい日々を送る中で,自己を見つめなおしたり豊かな時間を過ごすことの素晴らしさを改めて感じた.自然や日常の風景といった普段当たり前のように見落としがちなものこそ,自己を見つめなおすことに必要である.絵や言葉遣いからは温かみを感じた.子どもから大人まで言葉では言い表せない不思議な心地よさや余韻を楽しむことができ,まるで自分も森の中にいたかのような疑似体験ができた.

最新記事

すべて表示

【6月 日本語論文】”自然教室”を事例とした我が国における野外教育活動の実態に関する調査  吉田 章

【要旨】 都市化・機械化をはじめとする近年の著しい社会状況の変化が、児童・生徒を中心とした青少年の健全なる育成に対して多くの好ましからざる影響を与えている。そこで本論では、自然教室に着目し、実施の実態について文部省資料を参考にすると共に各地の教育委員会を対象として自然教室に対する期待と問題点を中心とした調査を行ない、それらの結果について野外教育的観点から考察を行なった。その結果、自然教室をはじめと

【6月 英語論文】

Outdoor risky play and healthy child development in the shadow of the “risk society”: A forest and nature school perspective Nevin J. Harper 【要旨】 本論のテーマの日本語訳は、『「リスク社会」の影に隠れる野外遊びと健全な子どもの発達:森林と自然学校の視点』で

【6月 日本語書籍】ぼくのコレクション 自然のなかの宝探し  盛口 満

【要旨】 教員である作者 盛口満が、毎日のように雑木林の小道を歩いて集めた自然のなかの宝物である枯れ枝、木の実、種、花、葉、虫、抜け殻、卵、羽、フンなどといった、さまざまな自然が並ぶコレクションボックスのような絵本であった。春夏秋冬とそれぞれの季節ごとに、見つかる宝物や採取できる場所を丁寧に楽しく紹介しくれていた。 【感想】 林にかこまれた小川沿いの田んぼを「谷戸田(やとだ)」と呼ぶこと、やそこで

bottom of page