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【3月 日本語論文】環境教育としての自然体験学習の課題と展望

降旗信一・宮野純次・能條歩・藤井浩樹

【要旨】

国内外の自然体験学習に対する社会的要請は,自然体験学習が環境教育の目標達成に不可欠な方法,あるいは有力な方法になるという共通認識がある.環境教育の立場から見た自然体験学習は,青少年育成における自然体験学習と学力形成との関係の明確化,自然体験学習の指導者養成の再検討,自然と人との共生の地域づくり,持続可能な地域づくりに寄与する自然体験学習の3つの展望のもとに展開されることが期待される.


【感想】

自然体験学習の授業づくりを通して,授業を受ける側だけでなく,指導者自身の自然観も変化していくということは,自然体験学習において重要な要素であると感じた.自然体験学習を自己と自然を対比し,見つめなおすことができる機会と捉える視点は持ち合わせていなかったので参考になった.

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