Perceived benefits of nature-based experiences as mediators of connectedness with nature: the case of Mystic Mountain
Chesney Ward-Smith , Tony Naidoo, Lausanne Olvitt and Jacqui Akhurst
【要約】
昨今、自然との繋がりが薄れてきている。これは、心理的・社会的・生態学的に悪影響を及ぼす可能性もある。自然との繋がりを取り戻すためには、自然体験による心理的・社会的な利益を理解することが求められる。本稿では、南アフリカの被害ケープ州の子どもと大人が、自然体験より得た利益を分析する。この参加者は、真冬のミスティック山での5日間のキャンプに参加している。合計で子供25人、ボランティア7人、インストラクター3人、マネージャー2人に調査を行っている。また、性別や人種、文化なども混在している。結果としては、気分の向上や自己理解の促進、結束力の向上などが見受けられた。
【感想】
普段とは違う場所で時間を過ごすことで、リラックスできることはもちろん、自己理解の促進など興味深い結果が示されていた。特に結束力の向上は、普段と違う場所であるからこそ、見ず知らずの人たちがいつも以上に結束力を発揮して行動するのだろうと感じる。自然そのものの素晴らしさはもちろんだが、自然という非日常体験が生み出す効果にも、もっと着目し定量的に示していく必要があると感じた。
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