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【5月日本語論文】 自然資源経済とルーラル・サステイナビリティ 寺 西 俊 一・山 川 俊 和・藤 谷 岳・藤 井 康 平

【要旨】

 「自然資源経済」とは寺西俊一の造語であり、「各種の自然資源を基礎とし、その上に成り立つ経済」という意味を持つ。この自然資源経済において、農業と農村社会は極めて重要な役割を持つ。なぜなら、人間による自然生態系への意識的な働きかけとそれによる人為的改変、定住化による農村社会の地域コミュニティの形成などがあるからである。これを維持するため、交付金の支給などが行われてきた。その介入効果は高いものの、農用地の2割では支給が行われていないという現実がある。農村の持続性において最も大きな問題は、少子高齢化による担い手不足である。担い手の育成と確保のためには、都市からの支援と交流、都市からの移住・定住支援など、都市と農村の関係の新たな再構築に向けた戦略的ビジョンが求められる。

【感想】

 日本における中山間地域が、国土面積全体の約7割を占めるという点から、農村社会の重要性を痛感した。日々暮らしていると、どうしても農村を身近に感じる機会は少ない。しかし、そんな姿勢を変えなければ農村社会の持続は果しえないと思う。Moribitoメンバーで農村社会に暮らしている人はいない。都市部に住む者として、農村と都市の懸け橋になれるような活動をこれからも続けていこうと思う。

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