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【9月 日本語論文】 自然科学館における幼児期を対象とした環境教育の実践 小林誠・岩西哲

【要約】

環境教育の会式としての幼児期の重要性に着目し、幼児教育の支援を目的とした自然系博物館の実践例を紹介する。新潟県十日町市にある、十日町市立里山科学館 越後松之山「森の学校」キョロロでは、里山を活用した自然体験事業を展開しており、来館者の大半が子どもを含む家族連れである。企画展や里山体験イベントが開催される。近年では、幼児期の子どもを対象としている「森のようちえん」と呼ばれる、自然体験を重視した放生・幼児教育が各地で行われている。また、自然体験活動を特色とする円に対して、自治体による認証制度・補助制度もあり、子育て支援策や移住といった地域振興策として実施する自治体も増加してきている。キョロロでは、「ブナの森のようちえん」も行っており、自然で季節を感じる行事が多い。このような体験をもとにした「気づき」を重要視する教育が行われている。

【感想】

自然教育がより実践的に導入されてきていることに対して、とても嬉しく感じる。Moribitoでも、オンライン自然体験型教室のNature to Futureを開催予定であり、世間の流れに乗りたいところである。どうしても、一時的な教育に止まってしまっていた自然教育を、このように年間を通して取り組めることは、現在課題になっている、保全活動の少子高齢化などを解決に導く可能性を秘めていると思う。

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