top of page
moribito16

【9月 日本語論文】 自然科学館における幼児期を対象とした環境教育の実践 小林誠・岩西哲

【要約】

環境教育の会式としての幼児期の重要性に着目し、幼児教育の支援を目的とした自然系博物館の実践例を紹介する。新潟県十日町市にある、十日町市立里山科学館 越後松之山「森の学校」キョロロでは、里山を活用した自然体験事業を展開しており、来館者の大半が子どもを含む家族連れである。企画展や里山体験イベントが開催される。近年では、幼児期の子どもを対象としている「森のようちえん」と呼ばれる、自然体験を重視した放生・幼児教育が各地で行われている。また、自然体験活動を特色とする円に対して、自治体による認証制度・補助制度もあり、子育て支援策や移住といった地域振興策として実施する自治体も増加してきている。キョロロでは、「ブナの森のようちえん」も行っており、自然で季節を感じる行事が多い。このような体験をもとにした「気づき」を重要視する教育が行われている。

【感想】

自然教育がより実践的に導入されてきていることに対して、とても嬉しく感じる。Moribitoでも、オンライン自然体験型教室のNature to Futureを開催予定であり、世間の流れに乗りたいところである。どうしても、一時的な教育に止まってしまっていた自然教育を、このように年間を通して取り組めることは、現在課題になっている、保全活動の少子高齢化などを解決に導く可能性を秘めていると思う。

最新記事

すべて表示

【6月 日本語論文】”自然教室”を事例とした我が国における野外教育活動の実態に関する調査  吉田 章

【要旨】 都市化・機械化をはじめとする近年の著しい社会状況の変化が、児童・生徒を中心とした青少年の健全なる育成に対して多くの好ましからざる影響を与えている。そこで本論では、自然教室に着目し、実施の実態について文部省資料を参考にすると共に各地の教育委員会を対象として自然教室に...

【6月 日本語書籍】ぼくのコレクション 自然のなかの宝探し  盛口 満

【要旨】 教員である作者 盛口満が、毎日のように雑木林の小道を歩いて集めた自然のなかの宝物である枯れ枝、木の実、種、花、葉、虫、抜け殻、卵、羽、フンなどといった、さまざまな自然が並ぶコレクションボックスのような絵本であった。春夏秋冬とそれぞれの季節ごとに、見つかる宝物や採取...

Comentarios


bottom of page