Impact of Environmental Education On the Knowledge and Attitude of Students Towards the Environment
Norris I. Erhabor, and Juliet U. Don
【要旨】
本研究では、学生の環境に関する知識と態度の水準を評価することを目的としている。より具体的には「環境に関する学生の知識レベル」「環境に対する学生の考え」「学生の知識レベルと環境に対する考えの関係」について、研究を行っている。調査データは、ナイジェリアのベニン大学で環境教育を学んでいる130名の学生である。結果としては、まず地球環境や温暖化問題に対する知識は、平均よりも本研究対象の学生は高い結果が見られ、十分な知識を持っていることが示された。環境に対する考え方については、平均よりも肯定的な態度をとることが分かった。これは「環境教育を受けることで自然絵の愛情や感謝の気持ちが強まった」などという回答から分かった。また「知識」と「考え」の相関関係についてはほとんどないことが分かった。
【感想】
本研究で対象としていたのは「環境教育コース」を大学で選択した学生のみであり、他コースの学生を含めて調査するとより興味深い研究結果が見られるように感じた。また、それによって本当の意味での環境意識の広まりが見られると思う。既に環境意識を持っている人がどの程度の知識を持ち、どう考えているかを知ることももちろん大事だが、地球全体で環境問題について取り組むためには、その意識が低い人を取り込む必要がある。そこに目を向けていくことも求められると感じた。
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