Plewes, B., & Stuart, R. (2007, September). 「Opportunities and challenges for international volunteer co-operation. 」In IVCO Conference, Montreal, Canada(pp. 17-19).
要約
本論文では、世界中の国際ボランティア活動でどのようなことがなされているのか、述べられている。需要の変化として、未熟な若者を必要としない国々が発生し、専門的な知識を欲しがる国も出始めてきた。供給の面においては、ボランティアは、特別なものだとみなされていた。しかし、近年になって、自分のコミュニティや国外で、ボランティアしたいという欲求を実現できるようになり、災害などが起きると、援助の提供をしたいと応募する人々が殺到している。また、国際ボランティアは、メディアとの関わりが強い。また、国際協力を行う機関として、NGOなどの非営利組織、赤十字社や国境なき医師団などのような専門組織、また、政府組織といった様々な組織がある。
また、ボランティアの形態も多様化しており、インターンシップなどを通したボランティアや、実習プレイスメントによるボランティアなど様々な形でボランティアを行っており、短期的なものから長期的なものまで様々である。途上国においては、貧困削減を目的として行われ、主に公共部門と民間部門に分かれている。そして、スキル移転、組織能力の強化に重点を置いている。また、ボランティア協力では、共同の努力が必要となる。そのため、研究、政策提言、などとの組み合わせが必要になる。
感想
本論文では、ボランティアの形態やその変化について述べられており、我々の活動、研究そのものが開発援助において必要なものだと感じた。短期間の研究や短期間の活動であったとしても、その活動を行うことで、新たなボランティアの方向性を生み出すことができるのではないかと感じた。また、近年は、新たなボランティアの形態も生まれており、インターンシップなどを通して、もっと多くの学生や若者が、ボランティアに参加することで、また、新たな可能性が生まれるのではないだろうかと感じた。そのため、様々な組織による様々な形でのボランティアが行われているが、私も自分たちにできる形で、ボランティアを行っていこうと考えた。
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